過去ログ - 妹の手を握るまで
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706:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/13(金) 22:21:05.13 ID:rO4o6nxQo
「妹友の本当の気持ちを知ってショックだったけど。俺、少しだけほっとしているかも」

「俺さ、妹友の告白にOKしたその日におまえと、その、そういうことをしたわけだけど」

「それって結構罪悪感感じててさ。妹友と一緒にいてもいつも重く心にのしかかってて」

「でも、妹友が俺を利用しているだけだとしたら、そんなに罪悪感感じなくてもいいからさ」

いい反応だった。お兄さんも妹ちゃんのことが好きなのだろう。

とりあえず化粧直しを口実にするにしてもそろそろ限界だった。あたしはまたお兄さんや妹友ちゃん関係で進展があれば連絡するように妹ちゃんに頼み、あいつの待つ席に戻った。
あいつは席に戻ったあたしの手を握りあたしの目を見て微笑んでくれた。あたしは幸せだったけど、何も考えずにただあいつに甘えていることはできなかった。
あたしだけが漁夫の利を得ているのだろうか。あいつの柔らかい視線に抱かれて幸せを感じながらみ、あたしは妹ちゃんとそしてなぜか妹友ちゃんにまで罪悪感を感じた。


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