過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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◆sk/InHcLP.
[saga sage]
2012/03/12(月) 21:16:58.05 ID:wyrSFD9O0
「せ、先生困ります、いきなり部屋に上がられるというのは。いやそのっ、部屋がすごい事になってるとか、ビールの空き缶が床に―――っ!」
「先生…」
始めのうちは顔を赤くして慌てふためいていた女の子も、少年の背中の方に目を向けると一気に青ざめた。
「ぎゃああああ!?」
「見ての通り緊急事態なんです」
少年はほんの応急手当を施しただけの土御門を抱えたまま家主の女の子をぐいぐい押して、ずかずかと部屋に上がりこむ。インデックスもその後に続く。
そこは女の子の部屋、というよりオッサンの部屋だった。畳の上にはビールの空き缶が散らばり、灰皿には煙草の吸殻がもうてんこ盛り。
そして極め付けは部屋の真ん中を陣取るちゃぶ台。なんかもうどこかで噂に聞いたことのある『日本の頑固オヤジ』のイメージでしかない。
「…………」
いや、問題はそこじゃない。現状の最優先事項は『彼』の命を救うこと。ちょうど今上条によって畳の上に寝かせられた、禁忌を犯した金髪の少年を。
ただの一般人かと思われたその高校生は、事情は分からないが本物の魔術師だった。その力をもって、彼はインデックスを追手の手から守ってくれた。
しかし、彼は魔術師であると同時に能力者でもある。その彼は、超能力者は魔術を使えないと知りつつも、少女を救うために魔術を二度以上行使した。
だから今度は、インデックスが助ける番だ。頭の中にある魔術の知識を使い、自身に使えない回復魔術を他の人に助言して発動させる。
…それには、超能力開発とやらを施されていない者、この街では教員などに該当する人物の協力が必要なのだが、
「ねぇ」
「ん? どうかしたかインデックスさん」
「…教師?」
「…ああ。アレでも一応な。俺も未だに信じられないけどさ」
「先生を馬鹿にしているのですかーーっ!!」
人差し指を指してその全身ピンクの小学生の素性を確かめたのだが、何故か自称先生の彼女に怒られてしまった。
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