過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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200: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2012/04/17(火) 00:16:05.71 ID:e+RZEc+B0

いやはや、不味い。このまま小萌先生のペースで話が進んでしまうと、ボロが出てきてしまいそうだ。
そのボロを出すというのは当然スパイである自分ではなく、目の前でアタフタしている少女のことである。
この銀髪碧眼の少女はその性質上、魔術が関わるものにはめっぽう強いが、その逆には相当に弱い。
要するに、魔術が関わらないことに関しては、基本的に彼女は上手いこと対応できないのである。
そういえば先の魔術師も戦闘が魔術以外のフィールドに持ち込まれるととことん駄目だった。
魔術師というのは、そういう意味では何とも弱っちい生き物なのだ。さて、困った。

まぁ、とにかくだ。こちらとしては助け舟を出さねばなるまいて。


「ストーカーじゃないかにゃー?」

「そんなストーカーさんじゃ学園都市にまで侵入できないと思いますがねー」

「う、うにゃー…」


しまった。なんかいつもの学校のノリで変な舟を出してしまった。人間、とっさの状況ではこんなものか。
仕方ない。ここはややこしい話の原因たるインデックスにアイコンタクトを…他人任せだが、やってはおこう。
さあインデックスよ、この状況を何とかしたまえ!


「……ほえ?」

「そこで可愛く小首を傾げんなっ!!」

「???」

「はぁ??」


…お、落ち着けオレ。あの天然シスターのペースにも飲まれるな。つーか何いきなり叫んじゃってんのオレ。
いやしかし、何やかんやでこの問題は解決した…ような気もする。小萌先生どころか上条もポカーンとしてるし。
よし、ものすごく力技ではあるけれど、もうこうなったらこの勢いのまま乗り切ってしまおう。


「と、とにかく一応は解決したんだし、いいんじゃないかにゃー?」

「土御門ちゃん、いくら何でもそれは無理がありますよー」

「や、やっぱり…」


何というか、多分オレは疲れているんだろう。良い対策を練るための頭が働いてくれない。



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