過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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31: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/11(日) 23:27:20.91 ID:wIRRSrYy0

ところで、これは先程のとは違い自覚があるケースなのだが、彼女にはもう一つ分からないことがあった。


「えっと、それじゃあ問題無いんじゃないかな?」

「ところが、これがコッチにとっちゃ大問題なのですたい」

「はえ?」

「言ったろ。『超能力』という異能は学園都市の中で開発されてるんだぜい。つまり、『外』の人間には異能は扱えない。これがこの街での常識なんだにゃー」

「一言で言えば?」

「お前の『防御結界』とかいう言い分は全く信用出来ないってこと」

「むー」


インデックスは頬を膨らまして怒りを顔全体で表現する。やはり常識だと思っていたことが相手に通じないというのはストレスになるのだろう。
しかし、ここでは善良な一般市民たる土御門元春には彼女の言い分は伝わらないことになっている。そのため、彼ははっきりと学園都市流をシスターに押し付けているのだ。
…そもそも彼女が真顔でポンポン言っていることは、本来なら表世界には明かしてはならない情報だ。だが、その点インデックスは堂々しているの逆に見ていて清々しい。
だからこそ、彼女は自分の認識に絶対の自信があるようだ。


「…どうしても信じないんだね」

「にゃー。この街じゃあ信じる方がどうかしているぜい」

「そこまで言うのなら、こっちにも考えがあるんだよ」


そう言い残すと少女は台所へ駆け足で向かっていった。どうやら彼女は自らの、正確には彼女が着ている修道服の防御性を証明したいらしい。
この場合、これから起こすアクションとして正しいのは……


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