過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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36: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/11(日) 23:36:54.01 ID:wIRRSrYy0

「あっ、スイマセンぶつかっちゃって! お怪我は無いでせうか!?」

「だ、大丈夫なんだよ。こちらこそゴメンナサイ」

「そ、そうですか。それはよかっ……ってあれ? 土御門の部屋から舞夏じゃない女の子が??」

「まいかって誰のことかな?」

「ゼハーゼハー。な、何か無事か?」


そこには、少し乱れた学生服姿で学校へ向かおうとしていた友人・上条当麻と彼の腹の辺りに勢いよく突っ込んだであろうインデックスがいた。
状況から察するに、ツンツンした黒髪が特徴的な少年は補習に急ぐあまり前をよく見ていなかったらしく、土御門の部屋から急に出てきた少女に気付けなかったらしい。
その証拠に、突進してきたインデックスを支えるように彼の右手が少女の肩に置かれて………右手?


「あ、あかーんっ!!」

「はぁ? 一体どうしたんだよ土御門。そもそもこの子はどこの誰―――」

「あれ、もしかして君がかみやんなのかな? はじめまして! 私の名前はね―――」


―――次の瞬間、上条当麻は言葉を失うことになる。なぜなら、その瞬間には……


「―――インデックスっていうんだよ?」

「あーあ…」


ストン、と。
その音だけを残してインデックスと名乗る少女の修道服が、まるで羽が舞うように綺麗に落ちたからだ。
この異常事態に対し、上条当麻は先程の体勢のまま硬直して、土御門元春は片手で頭を抱えて大きなため息をつく。

そして。
そんな二人の様子を見て疑問が募るばかりのインデックスは、彼らの視線の先を目で追ってみることにした。
すなわち、衣服が消失して生まれたままの姿になった自分自身の方へと。そこで、少女は目線を下に向けたまま凍りつくことになる。


詰まる所、彼女は完全無欠に素っ裸だったのだ。屋外で。



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