過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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4: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/08(木) 00:08:57.83 ID:LKoMR9wE0
そんな風に色々と考えていると、不意に簡易ベッドに置きっぱなしの携帯電話が鳴りだした。
朝っぱらから電話……もしかすると担任の小萌先生からのラヴコールかもしれない。
というか、有り体に言ってしまえば補習の催促かもしれない。
そんなことを心で呟きながら電話に出てみると、


『もしもし土御門。今よろしいですか?』

「絶賛忙しいですたい。補習終わってからにして」

『いえ、こちらの方が貴方の補習よりも大事な件ですので、そのまま聞いてください』

「にゃー。他人の話くらいちゃんと聞いた方がいいぜい、神裂ねーちん」

『ねーちん言うな』


電話の向こうの人物は担任ではなく土御門の同僚の後輩(ただし人生経験はあちらが先輩)だった。
名を神裂火織というその女性はこの街の住人ではないものの、とある事情で一応合法的に入国してきた。


「とりあえず潜入は成功したみたいだにゃー。どうぜよ『科学』の街は?」

『…こんなことを言うのは少々抵抗があるのですが、やはり「我々」にとってはあまり心地の良いものではありませんね』

「だろうにゃー。ま、でも住めば都だぜい?」

『貴方と違って私は長期任務ではありませんから、そこまでは考える必要はないでしょう』

「確かにな。ところで、そろそろ本題に入ってもらっても構わないかにゃー? 土御門さんは忙しいのですたい」

『そうでしたね。では現在のこちらの状況を貴方に伝えます』

「定期報告ってヤツか」

『ええ。昨日の段階でこの街に潜入した「彼女」は、今現在第七学区の学生寮にいるようです』

「第七学区ってここのことかよ。…まさか『禁書目録』はこの街の住人に匿われているとでも?」

『いえ、そうではなくその…ベランダに』

「は?」

『…学生寮のベランダに、ちょうど引っ掛かっているんですよ』

「いやあの、ちょっと意味分かんない。それどういう状況?」



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