過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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45: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:08:04.50 ID:7vqbsX8B0

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まるで夏の暑さにやられて現れた露出狂のようになってしまったインデックスは、とりあえず3人の中で唯一正気だった土御門の手により、上条当麻の部屋に運ばれた。
修道服が綺麗に脱げてしまったシスターさんを宥めて歩かせるのも、必死に自分の失態をカバーしようと空回りする上条を落ち着かせるのも、いちいち大変だった。
特に、上条当麻が下に落ちている布地に足を引っ掛けて再びインデックスに向かって突進しそうになったときは、もう焦ったなんてものではなかった。
彼にしては珍しく激しく動揺しながらも、土御門はその布地を拾って『遠くで様子を見ているであろう』人物に配慮して、少女に白いローブを掛けるような感覚で彼女を保護した。
その際、その同僚がいるであろう場所で赤いモノが迸っていたように見えたのだが、その色の正体は彼の髪の毛であることを信じたい。
                            
そういう訳で、何とか上条の部屋に集合した3人。
シスターは何とか布を安全ピンで留めてギリギリ着れるレベルまで衣服を修復し、金髪アロハは勝手に部屋のベッドに腰掛けていた。ちなみにこの部屋の主は床に正座している。

        メンドクセエシタゴシラエカラ
さて、まずは状況説明をせねば。


「ど、どうしてこうなった…」

「それはこっちのセリフなんだよっ!」

「あー、とりあえず落ち着けって。なっ?」

「この状況で冷静になんてなれないかも! そもそも何で私の『歩く教会』が壊れちゃったのかな!?」

「そ、そんなこと土御門さんが知ってる訳ないにゃー…」

「むー!」

「不幸だ……」


そう呟く上条に対し、インデックスはそれまで以上に冷たい視線を浴びせる。確かにこの状況、土御門から見れば完全に不幸であった。
だが、だからと言って女の子を裸にした罪が許される訳もなく、上条当麻はため息さえつけずに只々俯くのだった。




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