過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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47: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:10:28.57 ID:7vqbsX8B0

ああ、なんて見事な土下座なのだろう、と土御門は内心で感心していた。タイミング、フォーム、発声すべてにおいて効率的かつ立派なものだった。
おそらく借金取りに追われている人たちのそれと同等、いやそれ以上の出来栄えだったと言える。それほど無駄のない完璧な土下座であった。
……いや、そんなことを考えている場合ではない。今はとにかく2人に状況を理解してもらわねば。
そう考え直した土御門元春は、脱線した話の流れを元に戻すことにする。


「…あー、カミやん。その子が言ってることだけど、一応本当のことらしいぜい」

「はぁ? それってつまり、学園都市以外にも異能のチカラがあるってことか!?」

「ほら、だから言ってるでしょ!」

「お前は黙ってろ電波少女! 一体どういうことだ土御門?」

「うーんとにゃー。さっきもこの子と同じ流れで口論になってにゃー。それでカッとなってつい…」

「包丁で刺してきたんだよ」

「包丁で!? それって何の殺人事件だよ!」

「でも、この通り彼女はまったくの無傷。オレはせっかくの機会なんで思いっきりやったんだけどにゃー…」

「ふふん。これで私の『歩く教会』の凄さを理解してもらえたかな?」

「っつっても、もう実物が無いんだけどなー」

「誰のせいだと思っているだよ!!」


そう叫んで跳び上がったインデックスは、勢いそのままに上条のツンツンした頭にガブリと齧り付いた。
当然、いくら不幸に慣れているとはいえ噛みつかれた方はたまったものではない。


「うぎゃァァあああああああああああああああああああああああああーっ!! い、痛ぇぇぇええええええええええええええええええええええーっ!!?」

「あらら。カミやんも噛まれてしまったぜよ」

「見てないで助けろこの野郎!!」



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