過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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66: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/27(火) 20:03:01.00 ID:EIsrHllW0

こうなってしまうと彼女は止まらない。おそらくこの先食料を与えない限り、餓死するまでこの言葉を紡ぎ続けるだろう。
多分、土御門元春への恨み言をダイイングメッセージに残して。勝手に落ちて来ておいて理不尽極まりない話だが、空腹でそこまで頭が回らないはずだ。
仕方がない。とりあえず補習は後回しにして、今はこの少女の保護を最優先にしよう。いやはや、本当に仕方がない。


「それじゃ、ファミレスにでも行こうぜい!」

「ふぁみれす?」

「ファミリーレストラン。そこそこ値は張るが、量が欲しいときにはもってこいの店だな」

「! ご、ごはんが食べられるのかな!!?」

「ああ。流石にこのまま見過ごす訳にもいかないからな」


そう言って土御門は、偽りの笑みで自らの顔を覆う。こうしてまた、彼は少女を騙し続ける。
4年前から、ずっと変わらぬ表情で。そしてそれよりもさらに昔から、ずっと変わらない誓いを守りながら。
そんな少年の心のうちなど知ったこっちゃないインデックスは、心からの笑顔で少年に語りかけてくる。


「じゃあ、おなかいっぱいごはんが食べたいな♪」


出会ったときから、全く変わることのない表情で。



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