過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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68: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/27(火) 20:03:52.86 ID:EIsrHllW0

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「ごっはん♪ ごっはん♪」

「…もう少しで来るから我慢してくれ。客があまりいないから、悪い意味で目立ってるにゃー」

「ふえ?」


可愛らしく小首を傾げる純白シスターに、頭を抱える金髪グラサンの学生。現在、この世にも奇妙なコンビは第7学区にあるファミレスにいた。
なぜ朝っぱらから若い男女がここにいるかというと、その理由は白い修道服を着ている銀髪碧眼の女の子にある。
この少女、複雑な事情(少なくとも学園都市の一般人には分からないレベル)を抱えているために謎の集団に追われ、食い倒れていたのだ。
倒れる、というよりマンションの七階にあるベランダに落下してきた訳なのだが、そんなことはさておき、少女はとても腹が減っていた。
そこで、料理が出来ないその一室の住民、土御門の意向により、2人はこのレストランで少々遅めの朝食を摂ることにしたのであった。


「だから、まだ何も料理が来てないのにフォークとナイフを持つな! 店員さんがこっち見てるだろ」

「ん? あっ、ホントだ! 見てる暇があるならさっさと料理を運んでくるんだよこのおバカぁ!」

「おバカはお前だこの野郎! 店員さんを指……じゃなくてナイフで差すな!」

「君だってさっき私のことを包丁で刺したよ? 私は直接刺してないだけマシかも」

「ちょっ、ナニ言っちゃってるのこの子!? あのスイマセン店員さん誤解なんです! だからそのガタガタ震えた手で警備員に連絡しないで!?」

「だってホントのことだもん」

「余計なコトを言うでないインデックス君! いやあの、マジで待って店員さん。今事情を説明しに行きますからーっ!!」


ピューっと風のように店内を駆けた土御門元春は、お得意の嘘八百で店員さんをどうにか説得する。なまじ本当のことなので、本当に困ったものである。
内心ヒヤヒヤしながらも、何とか店員さんを納得させた土御門は、当然お怒りモード全開でインデックスが座っている席へ戻っていく。


「うにゃー! さっきみたいな軽はずみな発言は控えなさい! さもないと飯奢ってやらないぜよ!!」

「そ、それは困るんだよっ! ゴメンナサイ、神に誓ってもうしません」

「うむ、よろしい。では良い子にして食事を待ってなさい」

「わかったんだよ」

「よし。………あっ、ヤベ」

「どうかしたのかな?」

「…いや、こっちの事情ぜよ」



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