過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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◆sk/InHcLP.
[saga sage]
2011/12/31(土) 23:38:43.63 ID:jr7xRC6w0
「状況説明ありがとう、そこのシスターさん。ではオレはこれにてさらばだぜい!」
「逃がさないぞー」
慌てて退却しようと振り向こうとした土御門兄に対して、土御門妹は右の拳を強く握りそのまま腕を水平に伸ばした。
そして気迫に押されて少し反り返った兄貴に向かって、猛スピードで右腕を叩きつけた。いわゆるラリアットだ。
掃除ロボと愛しの妹の本気をモロに首に食らった少年は、ドミノが倒れるかのようなスピードで地面に寝転がった。
一応後ろ受け身はしたのだが、マットが無い街の路面に勢いよく倒れるというのは非常にマズイ。痛い。
「ぐばはっ!!?」
「ひゃ!? だ、大丈夫なのかな!?」
急に隣りの人物が姿を消したように見えたのだろう。インデックスは土御門の肉体を一瞬見失っていた。
キョロキョロ辺りを見渡してから下を見てみると、何とも可愛らしい悲鳴を上げて彼にすり寄って来た。
痛みに顔を歪ませながらどうにか彼女の思いに応えようと口を開こうとしたが、答えは義妹の方が出してきた。
「大丈夫だろー。これくらいで入院するようなヤワな鍛え方はしてないのだぞー」
「アナタには聞いてないんだよ! 君、平気なの?」
安心しているのは義妹。心配してくれるのはシスターさん。すぐにUターンしてきた辺り、義妹も心配したのかもしれないが。
それにしても、ちょっと涙目になって駆け寄ってくるインデックスの健気さには割と心打たれるものがある。
だが、当然ここは他人の善意で癒されている場合ではない。
「…い、一応平気ぜよ。にしても、中学生が放つ攻撃じゃなかったにゃー」
「メイドさんだからなー。日々鍛錬は怠らないのだぞー」
「…あのー。こちらはどちら様かな?」
「それはこっちの台詞なのだがー」
それもそうだ。だって、そもそも兄貴が知らない女と一緒に居たから彼女は突っ込んできたはずなのだから。
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