過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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91: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2012/01/14(土) 21:53:13.18 ID:IwzLwZi40

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ちゃんと勉強するんだぞー、と義妹に念を押されるといつもより数段やる気が出るものだ。
たったそれだけでモチベーションが変わってしまうのは問題かもしれないが、それもまた人間というものなのだろう。
だから、いいじゃないか。例え遅刻しても、トラブルにかまけて補習をサボろうとしてもいいじゃないか。


「こらーーーっ! 先生の話を聞いているのですかーっ!?」

「……マジすいませんでした!」


とはいえ、そんな言い訳が目の前にいる名物教師に通用するはずもない。予想通り、授業を中断しての説教タイムだ。
ただしその様子は、傍から見ると生徒である土御門の方が担任教師を見下ろしている絵図にしか見えないだろう。
何せ、彼の前で熱心に教育的指導をしている女教師・月詠小萌は、身長が135センチ。見た目は小学生そのものだ。
だが、これでも立派な高校の化学教師。学園都市とは真に不思議な場所である。


「まったく土御門ちゃんったら…。妹さんの方がよっぽど優秀ですねー。駄目兄貴をここまで連れてきてくれるとはー」

「いやぁ、そんなに褒められると照れるぜよ☆」

「先生を馬鹿にしてるのですかーーーっ!!」


ドッと教室中に笑い声が広がる。黒板の前で繰り広げられるコントに、周囲の補習組の生徒が反応したのだった。
いいのか、わざわざ補習しに学校まで来てるのにその態度で……と土御門元春が考えても説得力がない。
特に大きな声で盛り上がっているのは窓際の席の2人。黒いツンツン頭の少年と青い髪にピアスをした少年だ。
片方は隣人にして今朝変態行為を働いた上条当麻。もう片方はそんな上条でも足元にも及ばないほどの変態。
名前は確か……ふむ、便宜上『青髪ピアス』にしておこう。そっちの方が分かりやすいし。


「いやー。あれやね。土御門クンが羨ましいねカミやん」

「はぁ? アレのどこが羨ましいんだよ。見た目不良に絡まれてる小学生だぞありゃ」

「ええやん。ほらほら、小萌先生に説教くらうとハァハァせーへん?」

「テメェだけだ馬鹿! あの土御門でさえ若干顔が引きつってんだぞ」

「あんなお子様に言葉で責められるなんて、つっちー経験値高いでー」

「…ロリコンに加えてMかよ。まったく救いようがねーな」

「あっはーッ! ロリ『が』好きとちゃうでーっ! ロリ『も』好きなんやでーっ!!」


うるさい黙れ青髪ピアス。



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