過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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◆sk/InHcLP.
[saga sage]
2012/01/14(土) 21:56:22.27 ID:IwzLwZi40
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さて、相も変わらず不幸な上条さんは放課後の時間帯まで補習が続く訳でして。
このまま行けば帰りのバスが無くなって、わざわざ家まで歩かなくてはならなくなる。
そう考えると、せっかくの昼飯もあまり喉を通らなくなってきた。
「はぁ〜。不幸だ…」
「なーに黄昏とるんカミやん。せっかく小萌先生の個人レッスンが受けられるっちゅうのに」
「うるせえ。誰が補習なんぞで喜ぶか。つか、喜んで補習に出てるヤツなんてお前くらいなモンだよ」
「ボクぁ小萌先生の授業が受けられるっちゅうんで、呼ばれてへんのに勝手に出てるんやでぇー!」
「そうかい。そりゃ先生も喜ぶだろうよ」
まったく、コイツはとんだ変態野郎だ。わざわざ受ける必要のない補習に、先生目当てで参加するのだから。
こんな野郎がもし今朝のアレを目の当たりにしたらどうなってたことやら。考えるだけで恐ろしくなる。
恐ろしいついでにあの光景までフラッシュバックし、少しずつ胸の鼓動が速くなっていく。
落ち着け上条当麻。つーか反省しろよ俺。あの女の子をあんなにも辱めたのは自分ではないか。
「ん? 何やカミやん。鼻なんか押さえて」
「い、いやぁ。何でもない。何でもありませんぞ!」
「……。あー、アレやね。小萌先生でやらしい妄想したんやろ。いくらカミやんでもそれは許さへんで!」
「んなわけあるか! 大体なぜ小萌先生? それってただのお前の好みだろうが!」
「違うぜい青ピ。カミやんは今朝のラッキーイベントのことを思い出しているんだにゃー」
上手く青髪ピアスの追及をかわしたかと思ったのだが、そこに現れたのが土御門元春だったのが運の尽き。
いや、幸運なんてものには縁遠い上条当麻のことだ。これもまた定められた運命なのかもしれない。
だって、土御門クンったらニヤニヤしてるし。そりゃあ傍観者としちゃ面白いシチュエーションだったろうし。
やばい。フォローしなければ。自分で自分を庇わなければ。
「なななな、何を言ってるんだ土御門? この不幸な上条さんにららららラッキーイベントなんて…」
「カミやん…。誤魔化し方が下手すぎるぜよ」
「えっ、え? ほんなら朝起きたイベントっちゅうのは…」
「あああああああああああああああーっ! おい土御門、ちょっとこっち来やがれ!」
「んー。おや、カミやんったら強引だにゃー! しかし、まさかカミやんそっちの趣」
「いいから来い!」
あんなことが世間に知れたら大変なことになる。というか、この手の噂はどんどん形を変えてしまうから恐ろしい。
とにかくこの金髪隣人の口を封じなければ。さらに言えば、あの青髪ピアスの耳にだけは入らないようにしないと。
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