過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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98: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2012/01/14(土) 22:03:14.76 ID:IwzLwZi40

優秀なお嬢様学校の生徒は、立ち直るのも速いらしい。自身の攻撃を右腕一本で防ぎ切る謎の男とリアルに妹を愛している可能性がある危険人物。
これらの衝撃事実をもろともせず、彼女は話をそもそもの流れに戻すことにした。常盤台中学はなかなか良い教育をしているらしい。


「それでよ。私はここにいる馬鹿に用がある訳なの」

「だから馬鹿って…」

「諦めろカミやん。真理だ」

「真理なの!?」


土御門の発言に対し、上条は激しい反応を見せる。女子中学生に加え、自らと同じく補習を受けた金髪少年にまで馬鹿にされるのは我慢ならなかったようだ。
その様子を見ていた常盤台中学の少女は顔をしかめていた。このままでは何やかんやで話がもつれて自分の主張がうやむやにされてしまうかもしれない。
彼女としてはそんな予感がしていたのだろう。事実この流れは、間違いなく高校生2人が教室で馬鹿騒ぎしているときと同じようなものになっていた。


「だ・か・ら! コイツに話があるんだけどさ。いいかしら?」

「話があるってなぁお前。どうせいつもの…」

「いいぜよ。さぁカミやん、存分に女子中学生と話せ。そしてその魅力を思う存分楽しんで来い」

「はぁ!?」

「アンタが言ってることは上手く理解できないけど……まぁいいわ。よし、私と勝負しなさい!」

「やだ」

「何でよ!?」

「しんどい」


しかし、御坂美琴嬢の要求はツンツン頭の一般人・上条当麻によって間髪入れずに却下される。その理由もかなりいい加減なものであった。
こうなると、少女の思考は一気に放棄される。つまり、いわゆるキレる若者になってしまったのだ。彼女は一度怒り出すとすぐには収まらないタイプらしい。
その証拠に、超能力者は怒りで顔を真っ赤に染め、身体中から紫電が放出され、爆発寸前まで感情が高ぶっているのが土御門からも見て取れた。
ただし、不幸かつ鈍感な上条クンにはそんな機微を把握できていない。ただただ面倒そうに目の前で赤くなっている中学生を見下ろしていた。



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