120: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/16(金) 20:13:59.05 ID:0CLrAeMro
「いえ、別に。散歩?」
「制服を着てか?」
「これはその、アハハ」
彼女はあまり頭が良くないようで、何かを隠していることが播磨にはバレバレだった。
「一体何をしている」
彼はさやかに歩み寄る。
「いや、それは」
その時、別の方向から声が聞こえてきた。
「――何をしているですか?」
女性の声だ。
「ん?」
「あ、マミさん」
播磨が振り向くと、そこには以前会った時と同じように見滝原の制服に身を包んだ巻き髪の少女、
巴マミがいた。
暗くて見えにくかったけれど、外灯の光に照らされた彼女の姿を見て播磨は間違いないと確信する。
「コイツは知り合いの知り合いだ。別に何もしやしねェよ」
播磨は両手を広げ、とりあえず何もしていないことをアピールする。
「あら、あなたは」マミはふっと笑顔を見せる。
「覚えていたか」と、播磨。
「ええ、忘れませんよ。特徴的な姿ですもの」
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