過去ログ - 魔法少女とハリマ☆ハリオ
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170: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/18(日) 19:40:13.55 ID:+zrhUEmho

「んっ、お前ェそれちょっと!」

「ふふ、やっと反応した」

 マミは再び悪戯っぽく笑った。

 播磨が驚くのも当然であった。彼女が着ている夏物は、胸元を強調したものだった
からだ。

(くっ、コイツ本当に中学生か?)

 その強烈な戦闘力(バスト)に、視線が釘付けにならぬよう、彼は目を逸らす。

「でもイマイチですね」

 播磨にとっては、かなり長い時間試着をしていながら、結局マミは一着も買わずに
店を後にした。

「いいのか、買わなかったけど」

「いいんですよ。播磨さんのあの反応が見られただけでも」

 マミは嬉しそうだ。

 播磨は、大事な物を取られたような気持ちになってしまう。

(それにしても腹が減った)

 今にも腹の虫が鳴きだしてしまそうなほどの空腹だ。

「そろそろ食事にしましょうか」

「ん? ああ」

 マミの提案に、播磨は即答した。

「あそこの店なんていいんじゃないですか?」

「え?」

 そこはオシャレなイタリアンレストラン。

 男一人だと、まず絶対に入らないような場所だ。



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