210: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/21(水) 20:07:42.63 ID:KyaUPy36o
今までペン先や原稿用紙など、特に気にしていたわけではなかったけれど、
実際に漫画を描くようになってから色々と気になりだしていた。
(スクリーントーンも上手く使えるようになりてェな。いや、今はもっとデッサン力を磨くべきか)
絵を描く道具を観ながら、播磨は色々と考える。
このペンを使えば、線に命が吹き込めるだろうか。
播磨は、新しいペン先で絵を描く所を想像してみる。
そのペンから描き出される表情は、
まどかの笑顔。
「何を見ているんですか?」
「うおっ!」
妄想の世界に浸っているところで、いきなり声をかけられたので、播磨は声を出して驚いてしまった。
「あ! ごめんなさい」
思わず謝るほむら。
「いや、いいんだ。ちょっと驚いただけだからよ」
播磨はほむらを宥める。
いつも一人で行動することが多い分、こういう場所では周囲のことを忘れてしまうこともあるのだ。
「暁美は、もう買い物を済ませたのか?」
「え? はい。デッサン用の鉛筆と、足りなかった絵具を少々」
よく見るとほむらは、店の紙袋を持っている。その袋の中に買った商品があるのだろう。
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