211: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/21(水) 20:08:43.23 ID:KyaUPy36o
「そうか。じゃあ、出るか」
「播磨さんは何も買わないんですか?」
「いや、今はいい。今日は色々見たかっただけだからな」
「そういう日もありますよね」
なぜか嬉しそうに言うほむらと一緒に、播磨は店を出た。
途中まで一緒に歩き、そこから家に帰ろう。
そんなことをぼんやりと考えていた時、
「あ、ほむらちゃんと……、拳児くん」
覚えのある声が聞こえた。
「鹿目さん?」と、ほむら。
ほむらの言うとおり、鹿目まどかの声だ。
しかし、
「巴……」
まどかのすぐ後ろには、制服姿の巴マミがいたのだ。
鹿目まどかと巴マミの二人。
よく見ると、まどかは急いでいるようだ。顔から焦りの色が見てとれる。
「そんな急いで、何やってんだ」
「ああ、いや、何でもないよ拳児くん」
まどかは笑顔で答える。しかし、その口元はやや引きつっている。
702Res/519.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。