214: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/21(水) 20:10:33.49 ID:KyaUPy36o
「……」
このままで良かったのか。
播磨は迷いながら歩く。
ずっと考え込んでいたので終始無言である。
「あの、播磨さん」
「ん?」
ほむらが呼びかける。
「私はこっちですので」
「あ、ああ。気を付けてな」
「はい」
「それじゃ」
そう言って播磨は自分の家に向けて歩き出す。
足取りは重い。
「あの!」
少し離れた所で、再びほむらが声をかけてきた。
夕方の街並みの中、彼女の声がよく通る。
「どうした」
播磨は振りかえり、彼女のほうを見た。
影が長い。
「無理、しないでください」
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