23: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/11(日) 19:48:38.09 ID:3NsOQz0Wo
「ん?」
「私、去年まで東京の学校に通ってたんです。といっても、病気で入院しちゃったんで、
あんまり思い出はないんですけど」
「そうか、大変だな」
「あの、それじゃあなんで、この制服が見滝原のものだってわかったんですか?」
「ああ、知り合いがな、そこの中学に通ってんだよ」
「はあ」
「鹿目まどかって、いうんだけど。知ってるか」
「え!?」
不意に少女の顔が明るくなる。
「か、鹿目さんとお知り合いなんですか?」
「ん、まあ。たまたま知り合ったっていうか。同居人のつながりで」
「そうなんですか。鹿目さんて、優しくて親切で、いい方ですよねえ」
「お前ェ、まどかのこと知ってるのか」
「はい、同じクラスになったんです」
「そォか。仲良くしてやってくれよ」
「あ、はい、でも彼女は保健委員で、私のほうが世話になりっぱなしで」
「世話に?」
「退院したばかりで、体力もなくって、勉強もあんまりついていけてないんです。そんな私をフォロー
してくださったのが、鹿目さんです」
「そういや、アイツは世話好きだったな」
播磨は中華料理店で弟の面倒をよく見るまどかの姿を思い出す。
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