過去ログ - 魔法少女とハリマ☆ハリオ
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261:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/24(土) 18:01:27.55 ID:UqEfXJhDo

「オメー、なんてことしやがる」

 そして、当然ながら不良の一人が憎しみを込めた目で睨み付けてきた。

 しかし狂介は動じない。

「お前たちこそ、こんな時間に遊び歩いてるんじゃない。さっさと寮に戻ったらどうだ」

「んだと? 貴様に言われる筋合いなんてねーんだよ」

 金髪の不良が叫ぶ。

 そんな中、三人組のリーダー格らしき男が前に出てきた。

「まったく、退屈しのぎをしようとしたところに、とんだ邪魔が入ったものだ」

「お、ヤマシロくん、やるの?」

「見たところテメー、無能力者(レベルゼロ)だな」

「それがどうしたんだ」狂介は睨み返す。

「能力者であるこの俺に喧嘩を売るとはいい度胸だ」

「なんだと?」

「お! 出たー! ヤマシロくんの能力、レベル2の火炎放射器(ライター&キンチョール)だ!!」

 ヤマシロと呼ばれた男の右腕が燃える。

「なるほどね」

 そう言って狂介は構えた。


   5分後――


「くそ、なんて強さだ……」

 そこには、ボロボロになった不良三人組の姿があった。


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