296:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/24(土) 18:37:11.84 ID:UqEfXJhDo
数日後、765プロでは千早たちの出演した番組のビデオを皆で見ていた。
「はるるん、追いかけられてるね」
「あのときはすごく怖かったんだから。本番前はすごくおとなしい人なのに、本番が始まった
途端にかわっちゃうんだから」
「エガちゃん、すごくかっこよかったの。また一緒に出演したいなあ」
「うへえ、自分もでたかったよ」
「江頭さんはとても素晴らしい芸人です。真の芸人と行っても差し支えないでしょう」
「うっうー! 弟も江頭さんの大ファンなんですよ」
「今回はすごく勉強になったわ」
そんなアイドルたちの様子を見ながら、高木社長はしみじみ語る。
「うんうん、やっぱり成功だったようだね」
「はい。千早もあれから随分明るくなったような気がします」
その言葉にプロデューサーの青年が答える。
「お笑いも歌も、芸にはかわりないからね」
「社長の言った通りです。学ぶところは大きい」
「一見バカらしい行為でも、それを真剣にやっている人がいる、ということを知ってもらいたかったんだ」
「彼との共演は随分無理を言ったと聞きますが」
「そうだね。江頭くんは滅多にテレビに出ないから、大変だったよ」
「また、共演できるといいですね」
「そのときのオファーは、キミに任すよ。私はもう疲れた」
「社長、それは……」
「見てごらん、あの笑顔」
社長とプロデューサーの目には、テレビの前で明るく笑う千早の顔が実に印象的に映ったのであった。
おわり
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