335:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:49:35.58 ID:GEEMDRZko
校舎の屋上。
秋山澪は、播磨拳児に呼び出されていた。
なぜか今日はやけに風が強い気がする。
(播磨くん、いったい何の用なんだろう……)
播磨の意図が読めずに同様する澪。
その時、以前親友の田井中律が言ったことを思い出す。
『案外、澪に気があったりしてな』
「……!」
一気に顔が熱くなる。
(まさか、そんな……)
ここで告白されたらなんて答えればいいのか。
(そりゃあ、確かに播磨くんはカッコイイところもあるけど、ちょっと怖いし……)
澪の思考が頭の中でグルグル回る。
「おい」
「ひっ!」
「悪い……」
「あ、播磨くん」
「俺から呼び出したのに、待たせちまって悪いな」
「ううん、気にしてない。それで、用ってなに」
「実は」
いつになく真剣な表情。
(来るか……!)
「勉強を」
「?」
「勉強を教えてほしいんだ」
「へ……?」
「こんなこと、他に頼めるやつがいねえ……」
「はあ……」
*
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