402: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/30(金) 18:13:31.80 ID:1r0Rv1RGo
そして放課後。
播磨がよく利用するいつもの公園で、待ち合わせすることになった。
「ご、ゴメン。待った?」
不意に聞えてくる声。
「いや……、俺も今きたところだ」
下手な芝居の台詞のようなぎこちない言葉が交わされる。
播磨の目の前には、制服姿の鹿目まどかがいた。
「他の連中はどうした?」
「え? うん。なんか、誘ったんだけど、さやかちゃんは何か用があるからって、先にき帰ったし、
仁美ちゃんもどこか行くところがあったみたいで」
「そうか」
(ん、待てよ)
播磨はそこで気づく。
(これってもしかして、デートというやつではないか)
放課後に異性と二人きり。
興味がない、と強がっていた播磨だったが、彼も密かにあこがれていた光景である。
そして例のカフェ。
播磨はコーヒーを、まどかはカフェオレを注文した。
そろそろ、アイスコーヒーが美味しい季節である。
「なあ、まどか」
落ち着いたところで、播磨は話しかける。
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