460: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/01(日) 18:33:39.09 ID:+2IXjtNko
だが何もしないという選択肢は彼にはなかった。
「よし。わかった」
「?」
「今、ちょっと調べものをしていてな。それで何かわかるかもしれねェ」
「拳児くん」
「播磨さん」
「ちょっとこれから行くところがあるんだ。悪いが、話はその後で――」
播磨がそう言いかけた瞬間、
「私も行く!」
まどかが立ち上がった。
「私も、連れて行ってください!」
暁美も、強い口調でそう言う。
二人の語気があまりにも強かったため、店にいるほかの客や店員がこちらに注目した。
「あ、お前ェら。ちょっと」
「お願い、拳児くん」
まどかの強い言葉と瞳に、彼は根負けしてしまった。
*
702Res/519.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。