過去ログ - 魔法少女とハリマ☆ハリオ
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477: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/02(月) 16:20:46.45 ID:pJ/bogyUo


「はむ。ハフアフアフ」

 熱々のたこ焼きを口の中に放り込む杏子。

「誰もとりゃしねェよ」

 杏子に対し話がしたいと言った播磨は、なぜかたこ焼きをおごらされる羽目になってしまった。

 いつもの公園のベンチで二人並んでたこ焼きを頬張る。

 しかし、初夏を感じさせる日差しの中で食べるたこ焼きというのもなかなかのものだと彼は思った。

「うめえな、このたこ焼き」

「ああ……」

 ちなみに杏子の食べ物をおごったのはこれで二回目である。

「んで、話ってなんだよ。金ならねえぞ」

「俺から食べ物たかってるお前ェに、金なんて期待してねェ」

「だったらアタシの身体が目的か? 意外と見境ないんだな」

「違ェよ!」

「まあまあ、そんな怒るな。はむっ」

 そう言って、もう一つたこ焼きを食べる杏子。

 実に美味そうだ。

 そう思った播磨も、自分のたこ焼きを食べた。

 熱々の中に、ぷりぷりのタコ。しかも柔らかい。安い、ゴムみたいなタコとは違う、
良い食材を使っているのだろうと思った。

「オカカカケヨウゼー」




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