504: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/04(水) 20:01:26.14 ID:AxuxTz+Ao
「家族とか、まどかのことを大事に思ってくる人、とか……」
「さやかちゃん?」
「あたしには何もなかった。家族もないし、好きな人だって、結局はどこかへ行ってしまう」
「そんな……」
「でもまどか、あなたがいてくれた。あたしのことを心配してくれる友達が」
「そうだよ、さやかちゃん」
「それに気付かなかったんだ。本当、あたしって、バカだな……」
「さやかちゃん!」
まどかが呼びかけたその時、杏子がまどかの肩に手をかける。
「え?」
「時間だ」
杏子がそう言うと同時に、さやかの身体からどす黒い煙のようなものがあふれ出す。
「何これ」
「呪いを生み始めたんだ。お前も、見たことあるだろう」
「これって」
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