562: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/08(日) 20:09:56.71 ID:rjWT9VOTo
短い挨拶を終えた播磨とまどかの二人は、ミセを出ることにする。
玄関前には、侑子だけでなくマミと杏子も見送りに出てきた。
彼女たちはミセの敷地から出ることができないので、玄関での見送りとなるらしい。
「ありがとうっす。本当に」
靴を履いて、改めて播磨は礼を言う。
「お世話になりました」
隣のまどかも、そう言って深く頭を下げる。
「何だか夫婦みただな」
笑いながら杏子が言うと、
「ふえ? 何を」
まどかは顔を真っ赤にして驚いていた。
「ハハハ。初々しい反応ね。お姉さんそういうの好きよ」
その反応に、ミセの三人は笑う。
いい笑顔だ、と播磨は思った。
「あんまりまどかをからかうんじゃねェぞ。それじゃ、俺たちは行くから」
播磨はそう言って別れを告げる。
「元気でね、鹿目さん。播磨さん」笑顔でマミは告げた。
「達者で暮らせよ、お前たち」と、杏子も続く。
「また必要になったらいらっしゃい。その時は、いつでも待ってるわ」
最後はミセの主人、侑子の言葉で終わる。
「じゃあな」
「失礼します」
そう言うと播磨とまどかの二人は、歩いてミセの敷地を出た。
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