62: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:33:54.49 ID:N5KukWiuo
しかし幸いにも、話題はまどかのほうから出てきたようだ。
「あン?」
「もしもの話なんだけど」
「ああ」
「もしも、何でも願いが叶うとすれば、どんな願いを望む?」
「願い……?」
「そう、何でも叶うとしたらです。金銀財宝とか、満漢全席とか」さやかも続ける。
「……」
播磨は少し考える。
この日学校で話した話題とよく似ている気がした。
(偶然だろうか?)
この手の噂はどこにでも広まっているかもしれない。
播磨は向かい側に座るまどかの顔を見る。
(あいつ……)
冗談混じりで聞いてきたにしては、どうも目が真剣だと彼は思った。
(そうまでして叶えたい願いが、あるのか?)
播磨は色々考えてみたが、答えはまとまらなかった。
「何でも願いが叶うっていうけどよ」
「うん」
「やっぱり、そういうモノにはそれなりの代償が伴うんじゃねェかな」
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