過去ログ - 魔法少女とハリマ☆ハリオ
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669: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/19(木) 20:31:52.64 ID:gZmXTKMLo

「これを持っていれば、少しは役に立つかもしれないわ」

「でも、私お金は」

「私はあげるって言ったの。“これは”無料(タダ)よ」

「は、はあ」

 ほむらは侑子から、指輪のようなものを貰った。

 お守りと言っていたけれど、彼女には玩具の指輪にしか見えない。

「それをどう使おうとあなたの自由。自分が持っていてもいいし、人にあげてもかまわない」

「自由……」

「さ、遅くなるといけないから帰ったほうがいいわよ」

「あ……」

 時計を見ると、かなり時間が過ぎていることに気づく。

 どういうわけか、この屋敷の中にいると時間の感覚が狂う。

 こうしてほむらは、壱原侑子から指輪をもらい、そのまま帰宅することになった。




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