77: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/14(水) 20:10:28.31 ID:caHHzrrpo
その日の夕方。
なぜか播磨は、仕事を終えた詢子と一緒に鹿目家にいた。
「あの、詢子サン……」
「話なら食事の後に聞くよ、さあ入った入った」
昼間、播磨は詢子の職場に電話をかけた。それがなぜか一緒に家で食事をするという
約束になってしまったのだ。
「ただいまあ」
その日一日の疲れを感じさせない明るい声で詢子は帰宅する。
「おかえりママ。それに、拳児くんも」
「お、おう」
出迎えたのはまどかだった。
事前に詢子が連絡していたようで、家の者は播磨がくることを知っている。
(それにしても、私服のまどかも可愛いな)
「どうしたの?」
やや顔を紅潮させながらまどかが聞いてくる。
「いや、なんでもねェ」
「さ、拳児くん。手を洗ってきな。私も着替えてくるから」
「……はい」
まどかの家は初めて訪れたけれど、まどかと同じ匂いがすると播磨は思った。
「ミー」
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