9: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/11(日) 19:30:05.72 ID:3NsOQz0Wo
「まあ、立ち話もなんだから、早く座りなよ」
「失礼します……」
播磨と和子が中華料理店独特の丸いテーブルの前に座ると、早速食前酒(子供たちにはジュース)
が配られた。
「さて、改めて自己紹介と行こうじゃないか」
少女の母親らしき女性が言う。
「私は鹿目詢子、そこにいる和子の親友よ。拳児くんだったよね、小さい頃会ったんだけど、
覚えてる?」
「ああ、いや」
「無理もないか、本当に小さかったからね。あの頃は可愛かったなあ」
詢子がそう言うと、和子もそれに反応した。
「うんうん、いつも和子お姉ちゃんとか言って私に着いてきたわ」
「……」
「僕は鹿目和久。詢子の夫です」
「どうも」
メガネをかけた、優しそうな男性だった。悪く言えば気が弱そうな。
「じゃあ、ウチの子供たちも自己紹介させようか。まどか」
「え? はい……」
詢子に名を呼ばれた少女は恥ずかしそうに肩をすくめる。
「か、鹿目まどかです。昼間はお世話になりました。今年から中学二年生です」
やや顔を赤らめた少女が笑顔で自己紹介をする。
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