過去ログ - 勇者「パーティーにまともな奴がいない……」
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869:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/02/03(金) 22:06:31.14 ID:FagwBsp/0
弓兵は小さなナイフで殺し屋の鉈を止めていた。


「こんな物でも、もって置いて損はないんだな」


彼は皮肉めいた笑顔で呟く。
ほんの僅かでも鉈かナイフがずれていれば弓兵の頭はきれいに二つになっていただろう。

左腕からとめどなく血が流れ、地面を濡らす。

長引けば弓兵は確実に不利になるだろう。
なら、短期決戦をするまでだ。

弓兵は殺し屋の頭を鷲掴みにすると、全力で地面に叩きつけた。

殺し屋は人間が出したとは到底思えない音を上げて地面に叩きつけられる。
地面に異様な亀裂がはしる。
普通なら気絶、いや即死クラスの攻撃だ。

だがしかし、殺し屋はそんな一撃をくらっても立ち上がる。
頭からはおびただしい量の血が流れ、顔が真っ赤になってもだ。


「ははは、最高だ、最高に最高だよ!!」


彼は頭から血を流し、楽しそうに笑っていた。
茶色の目が星の様に輝き、満面の笑顔を浮かべて。


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