過去ログ - 勇者「パーティーにまともな奴がいない……」
1- 20
881:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/02/04(土) 21:51:34.36 ID:5PcW49HQ0
鉈をくるりと回し、近くにある植物を斬り裂く。
それは戦慄を覚えるほど凶暴で無邪気な姿。

弓兵は弓を構え、殺し屋の心臓に狙いを定めた。
後は右手を離せば、矢は殺し屋の心臓を貫くはずだ。

だが殺し屋は気付いていないのか、まだ笑い続ける。
戦闘中とは思えないほど無防備な姿だった。


「こんなに命の危機を感じたのは久々だ、最高だよ!!」


殺し屋は鉈を構え直すと、大きく跳躍した。

小細工も何もなく、ただ一直線に弓兵に向かって跳ぶ。
やはり速度は人間の域を超えている。

弓兵は素早く狙いを右足に変えると矢を放つ。

この状況で心臓に矢を放っても無意味。
なら相手に致命傷を与えるよりも相手の速度を殺す事に専念する。

だが彼の予想に反し、殺し屋は速度はおちなかった。
太ももに矢が刺さるが、まったく気にせず跳んでくる。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/557.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice