過去ログ - 勇者「パーティーにまともな奴がいない……」
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882:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/02/04(土) 21:55:18.21 ID:5PcW49HQ0
弓兵が横に跳ぼうとするが間に合わない。

殺し屋の鉈が彼の左の太ももを斬った。

鋭い痛みにその場に膝を突く。
傷は予想以上に深く、赤い液体が溢れてくる。

殺し屋は方向転換し、また弓兵目掛けて走り出した。
その顔は、次はとどめだ、と嘲笑っているように見える。

弓兵は痛みに耐えながらも、立ち上がる。
太ももからさらに血が溢れ、足先が痺れる。
だがそのくせ頭はいつも以上に冷えていた。

一度に五本の矢をつがえ、殺し屋目掛けて放つ。
銀色の矢が一斉に殺し屋目掛けて飛びだす。

矢が多過ぎたせいか、全体的に狙いが逸れていた。
さらに速度も全体的に遅い。

当たり前のように殺し屋は体をくねらせ、いとも簡単に矢を回避する。
しかも相変わらず速度を全くおちていない。

殺し屋が弓を回避した瞬間、弓兵は素早く何かを詠唱した。
そして口元を緩めて僅かに笑う。

殺し屋の顔に疑問の色が浮かぶ。


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