過去ログ - 勇者「パーティーにまともな奴がいない……」
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907:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/02/06(月) 22:04:53.17 ID:5QyZFwkd0
魔法剣士の剣に弾かれ、後ろに弾き飛ばされる。

うまく着地できず、膝をつく。
さっきのダメージがかなり効いているようだ。

だが止まっている暇は無い。
止まればそこにあるのは死だけだ。

勇者は素早く態勢を立て直し、走り出す。
生きる為の全力疾走。
腹部の激痛などを気にしている暇は無い。

魔法剣士の剣が見えない球を吐き出した。
音もなく、姿も無い、だが人を殺す事の出来る悪魔が勇者目掛けて襲いかかる。

勇者は歯を食いしばり、見えない敵に斬りかかる。
ガキィン、という高らかな音が響く。
追い返されてしまいそうな異様な力に必死で耐える。


「あ、あァァァァァァ!!」


叫び声が自然と漏れた。
右手の感覚はほとんど無い。
だが、押し切る。
押し切って見せる。


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