過去ログ - 御坂「とらっ!」一方通行「ドラァあああっッ!!??」
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16: ◆ufBod3Nf5sG9
2011/12/12(月) 00:28:51.67 ID:0+l68e1u0


(ちっくしょォ…何だ何だよなンですかァ?気の利いた言葉の一つしか出てきやしねえ!こンな時くらいもっとこう…あァ!クソッタレ!!)



佐天涙子への好意にはっきりと気付いたのは半年くらい前だろうか。



気付くと彼女を眼で追っていることに気付き、今まで抱いたことのない不思議な感情を何と呼んだら良いのか、三日三晩悩んだ。



彼が悩んで、出した答えは以下のようなものだった。



(これってもしかして恋ってヤツなンじゃね…?…うン…恋だ。これを恋と呼ばなかったら何を恋と呼ぶンだ…?)



という感じでやっと気付いた。



うっすらとした自覚はあっても、それを恋だと認めるのは非常に長い期間を要したのだ。



当時の一方通行は、今以上に素直ではなかった、自分にも、他人にも、である。



そもそも彼女を知ったのは、同じ中学であったらしい上条を通してであった。



ころころと変わる表情。自分と違って、いつでも明るく、憂いを帯びているところを見たことが無い。



自分のような嫌われ者に対しても態度を変えることなく接してくれた。



(自分のような根暗なクソッタレを明るく照らしてくれる太陽のような少女だ。)



「太陽のような」なんていう陳腐で月並みな表現が似合ってしまう、それが佐天涙子だった。


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