過去ログ - 男「調教ゲーは楽しいなぁ。」シコシコ
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159:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/13(火) 22:07:42.32 ID:bnbY2PTX0
金髪「お願い・・・私を、アンタのモノにして・・・。」

金髪「何も、考えなくていいように、シて・・・?」

金髪は毛布から這い出し、男の方を向くと、自身に出来うる精一杯扇情的なポーズをとって男を誘った。
以下略



160:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/13(火) 22:08:13.55 ID:bnbY2PTX0
男「・・・断る。」

・・・え?

金髪「なん、で・・・」
以下略



161:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/13(火) 22:08:49.94 ID:bnbY2PTX0
ギイィィ、バタン。ガチャン。
絶望の音が響き渡る。
彼女はまたこの暗く、冷たい石室で一人になってしまった。
魂が抜けてしまったようにへたり込む金髪。
彼女の声は、もう誰にも届かない。


162:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/13(火) 22:09:22.65 ID:bnbY2PTX0
ろうそくの明かりをベットから眺めて、どのくらい経っただろうか。
今、私は手足を自由に動かせる。
ろうそくでベットを燃やして死ぬことも出来る、シーツで首を吊ることも出来る。
でも私にそんな気力は無かった。ただ、自らの願望が断ち切られたことへの絶望と虚脱感が全身を覆っている。

以下略



163:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/13(火) 22:09:55.27 ID:bnbY2PTX0
消えろ、消えろ、消えろ、消えろ、消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えてしまえ!
そう念じながらろうそくを睨む。
炎は揺れるばかりで、一向に消える気配は無い。
あぁ、やっぱり駄目だった。
また、思い通りに行かなかった。
以下略



164:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/13(火) 22:21:45.08 ID:bnbY2PTX0

くらい。
さむい。
こわい。
さみしい。


165:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/13(火) 22:22:20.57 ID:bnbY2PTX0
どうしたら暖かくしてくれるの?どうすれば優しくしてくれるの?
私は、今まで誰かを暖かくした事があったっけ?
誰かに優しくした事があったっけ?
ううん、無い。私は、ろうそくの火さえ消したことは無い。何もした事がないんだ。
友達が居ないのも、アイツに見捨てられたのも、何もしなかった私のせい。
以下略



166:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/13(火) 22:22:59.02 ID:bnbY2PTX0
夜7時・一階

そろそろ、金髪に夕食でもあげてくるか。
そう思った俺は、地下へと続く扉を開ける。
ギィィィィ、バタン。
以下略



167:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/13(火) 22:23:54.90 ID:bnbY2PTX0
金髪「お願いが、あります・・・」

金髪はゆっくりと口を動かす。
その瞳は初めて会った時のような澄んだ輝きで、しっかりと男の方を見据えている。
俺は脚を止めて、金髪の言葉に耳を傾ける。
以下略



168:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/13(火) 22:24:32.54 ID:bnbY2PTX0
たどたどしく、途切れ途切れに金髪から漏れ出す音。
それは、誓いの言葉。
自らの意志で今までの自分を殺し、主に忠を尽くすと決めた者の言葉。
故に、その瞳に迷いはなく。
男がそれを断る理由など、あろうはずもなかった。
以下略



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