過去ログ - 男「調教ゲーは楽しいなぁ。」シコシコ
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]
2011/12/15(木) 00:21:17.14 ID:CwRpScsL0
きっとこの家は、この家族は私が居ない方が幸せになれる。
幼いころからそう思ってやまなかった。
じゃあ、私は何のために生きているのだろう?
そんなことは私が決める事じゃない。
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]
2011/12/15(木) 00:21:57.60 ID:CwRpScsL0
この男に強姦されるまでは。
なんという幸運だろう。
私は初めて、生まれてきた意味を知った。
正義を成すため。
自らの大切な物を奪った奴に復讐するため。
以下略
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
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2011/12/15(木) 00:22:43.23 ID:CwRpScsL0
お父さん、お母さん、私は「仕方なく」死にます。
男に強姦された多大な精神的ショックで。
決してあなた達や姉に不満があったわけではありません。
私は最後まで満ち足りていました。私は幸せでした。
男の、そして自身の死の瞬間をイメージすると、暗い笑いが腹の底から湧きあがって来た。
以下略
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
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2011/12/15(木) 00:23:29.84 ID:CwRpScsL0
夕方。
俺は冷や汗をたらし、震える手で携帯を持つ。
これしか方法は無い、無いのだ。自分にそう言い聞かせながら。
メールの画面に映し出される差出人は「女子」。
その内容は「土日に二人だけで、温泉旅館に行かないか」というものだった。
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
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2011/12/15(木) 00:24:25.23 ID:CwRpScsL0
雪の降る空、揺れる鈍行列車の中。
向かい合わせに座り、男と女子は取り留めのない事を話していた。
アイツはああだ、あの先生はこうだ。
多少誇張した表現になりながら、お互いに笑い話をしあっている。
しかし、その表情は対照的だった。
以下略
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
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2011/12/15(木) 00:25:55.76 ID:CwRpScsL0
女子「わ、凄いよ主人公君!山のてっぺんに小さな旅館があるんだって!」
バス停の表示を見た女子は屈託のない声で男を呼ぶ。
男はああ、それが俺達が泊まる旅館だよ。とだけ返した。
山頂に向かうバスは二人だけを乗せて、暗く足場の悪い山道を登って行くのだった。
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
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2011/12/15(木) 00:26:26.86 ID:CwRpScsL0
山頂の旅館に着いた途端、旅館の女将が玄関前まで来て二人に仰々しく一礼した。
小さな旅館だ、一人ひとりの顧客に行き届いたサービスをすることが経営方針なのだろう。
その後、案内された部屋は畳にして13畳。
高校生二人が泊まるには十分すぎる広さだ。
男と女子は荷物を置き、ひとまず夕飯を頼むことにした。
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
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2011/12/15(木) 00:27:53.74 ID:CwRpScsL0
女子「わぁ、美味しそうなお魚!ね、主人公君。私がー、食べさせてあげよっか!・・・なんちゃって!」
けらけらと女子は笑う。
男はやっとのことで笑顔を作り、それに答える。
そんな事が繰り返される奇妙な雰囲気の食事は、30分ほどで終わった。
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
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2011/12/15(木) 00:30:03.53 ID:CwRpScsL0
降りしきる雪の中、最早祈りの跡さえ残っていない廃寺。
腐り落ち、崩れかかった木材だけが二人の訪問を歓迎していた。
ぎぃ、ぎぃと唸る床の上を、重そうなバックを持った女子は鼻歌を歌いながら跳ねていく。
懐中電灯を持つ男はその後を照らしながら追い、暗い寺院内をどこまでもどこまでも奥へ進んでいくのだった。
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
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2011/12/15(木) 00:31:00.70 ID:CwRpScsL0
本殿の奥には、ただ雪景色だけが広がっていた。
舞台と呼ばれる、崖にせり出した縁側のような部分。
そこがこの廃寺の最奥であった。
崖の落差はおよそ30メートルはあるだろう。いくら雪のクッションがあるとはいえ、その厚さは数センチだ。
もし落ちれば、ひとたまりもないだろう。
以下略
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