過去ログ - ほむら「キュゥべえをレイプしたらソウルジェムが浄化された」4
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809:伊吹 ◆LPFQRD/rxw[saga]
2012/01/18(水) 16:14:33.15 ID:d3rYfGEAO
仁美「――――」

その場にいた唯一の人間は、その様子の――余りの艶かしさに言葉を失う。

酷く暴力的で、しかし官能的。

声を掛けられなければ、目を反らせなかっただろう映像だった。

杏子「おい、大丈夫か!?……って、こりゃ一体どういう事だ?」

仁美「あ、貴女は……」

振り返れば、見覚えのある少女が槍を手に立っている。
自分を覆う空間は消えつつあった。

杏子「キュゥべえ……?」

呼び声に、白い少女は起き上がる。
振り返り流し目で此方を見る彼女に、杏子は戦慄を覚えた。

あの顔には見覚えがある。
まだ何も知らなかったあの頃、彼女を抱いた時に見せた表情だ。

――酷く淫蕩な顔。

ベアト「杏子かい……随分と、遅かったねぇ……」

けぷり、と小さな音を口に鳴らして彼女は真っ直ぐこちらを見て――足元の魔女だったモノに目を落とす。

ベアト「……死んでしまったよ、この子は」

ベアト「いや、間違いだ……とっくに死んでいた。今死んだ訳じゃない」

今度は天を仰ぎ、空に手を翳した。

ベアト「あぁ、ボクが殺した――二度も命を弄んだんだ」

ベアト「うふっ、くふふふふっ」

ベアト「楽しい、楽しいなぁ。こんな感情は生まれて初めてだ」

杏子はいたたまれなくなって、目を反らした。

彼女の足元にだけ――小雨が降っていたから。


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