過去ログ - 中野梓の幽霊たちとの共同生活
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31: ◆yPglaITM9U
2011/12/17(土) 21:04:45.06 ID:5l/e1mCy0
先輩たちはというと私達のやりとりに退屈したのか、四人で雑談に興じている。

暇ならフォローくらい入れてほしかったな。あっどうせ聞こえないか

純は、自分には見えないんじゃいる仕方がないと言って、部室をあとにして帰って行った。
以下略



32: ◆yPglaITM9U
2011/12/17(土) 21:06:38.10 ID:5l/e1mCy0
れにしても幽霊だったとは。足も手もあるし、声もはっきりと聞こえる。演奏が聞こえたってことは物もさわれるって事だ。
そして致命的なことに、全然怖くない
「こら梓」
「な、なんですか律先輩」
「おまえ今怖くないとかいっただろ」
以下略



33: ◆yPglaITM9U
2011/12/17(土) 21:07:46.90 ID:5l/e1mCy0
それにしても幽霊だったとは。足も手もあるし、声もはっきりと聞こえる。

演奏が聞こえたってことは物もさわれるって事だ。

そして致命的なことに、全然怖くない
以下略



34: ◆yPglaITM9U
2011/12/17(土) 21:08:55.98 ID:5l/e1mCy0
「まあ怖いって言われたらそれはそれで嫌だけどな」と澪先輩

私は「そうですね」といったあと、ずっと気になっていたこと疑問を切り出した。

「なんで私には見えるんですか?」
以下略



35: ◆yPglaITM9U
2011/12/17(土) 21:09:37.68 ID:5l/e1mCy0
「たぶん梓ちゃんの内面が影響してるんじゃないかしら」

「はぁ」

「少し乱暴な言い方になるけど、私達もいたくてここにいるわけじゃないのよ」
以下略



36: ◆yPglaITM9U
2011/12/17(土) 21:10:15.37 ID:5l/e1mCy0
「そう。私達ね、結成してから軽音部らしいことは何一つできなかったの」

そこからいままで一番口数が少なかったムギ先輩はかなり饒舌になった。

しかし落ち着いた喋りと口調だからなのか、あまり深刻さは感じられない。
以下略



37: ◆yPglaITM9U
2011/12/17(土) 21:11:49.10 ID:5l/e1mCy0
「廃部寸前ってとこで奇跡的にこの四人が集まって、無事存続できたのだけどね、
去年合宿に行く途中の事故で四人とも死んじゃった」

だから笑いながら言わないで下さいよ。

以下略



38: ◆yPglaITM9U
2011/12/17(土) 21:13:38.30 ID:5l/e1mCy0
ほんとうに彼女たちは幽霊なのだろうか

「私達が死んだとたん、生徒も教師も気味悪がってここに近づかないし」

「でも演奏が聞こえてましたよ?あれで誰か気づくんじゃ…」
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39: ◆yPglaITM9U
2011/12/17(土) 21:14:40.59 ID:5l/e1mCy0
「ごめん、ちょっと話が逸れちゃったわね。梓ちゃんの内面が影響してるっていったけど」

私の内面。私自身、自分のことはよくわからない。

「梓ちゃん、いままで一人で楽器やってたでしょう?」
以下略



40: ◆yPglaITM9U
2011/12/17(土) 21:15:09.69 ID:5l/e1mCy0
自分の気の合う仲間たちとバンド組んで、聴いている人が喜ぶような音を奏でたいという気持ちは抱いていた。

ギターを始めたころから、一人で練習ばかりでライブなんてでたことなんてなかった。



41: ◆yPglaITM9U
2011/12/17(土) 21:15:39.72 ID:5l/e1mCy0
「だからよ。だから梓ちゃんには私達が見えるの」

「なるほど」澪先輩が納得する。

「よくわかんないけど見えてるならそれでいいんだよ」
以下略



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