過去ログ - 月火「火憐ちゃんも、お兄ちゃんのことどうこう言えないよね」
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721: ◆/op1LdelRE[saga]
2012/04/08(日) 01:48:22.41 ID:RRMxgA4m0
「それで、何かトラブルでもあったの? お勉強を教えてほしいとか?」
「いえいえ、そんなまさか。ていうかお兄ちゃんを教えてもらってるだけで十分過ぎるくらい迷惑かけてるのに、この上更に火憐ちゃんまでなんて考えてないよー」

 笑顔で手を振って否定する月火ちゃん。
まあ阿良々木くんも、二人とも成績は優秀だって(身贔屓はあるにせよ)言ってたし、その必要がないというのは納得かな。
にしても、この子おっとりしてるように見えて、実は物凄くプライドが高いんだよね。
自分の学力に問題があると思われるのが余程心外らしく、間髪入れない即座の否定だった。
その際に、さりげなく火憐ちゃんの学力に疑問を呈するような物言いになっていた気がしたんだけど――まあこれは置いておこう。

「まさか進路関係の相談? 栂の木高校以外への進学を考えてたりするとか」
「ううん、違うよ。そりゃお兄ちゃんがいる間に行けるんなら直江津高校もありかなって思うけど、もう卒業しちゃうし」

 いや、さすがにその理由はどうかと思う。
少なくとも進路を決定する為の根拠としては些か弱い。あるいは怖い。
できれば『違うよ』の時点で言葉を止めておいてほしかった。
それにしても、この子も段々隠さなくなってきてるなあ。



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