過去ログ - さやか「あたしってバカだから、さ」
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30: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/19(月) 23:19:43.37 ID:z5QkT1TB0
銃弾が飛び交い、異形をなぎ倒していく。
銃声、火花、特有の臭い―――現実でなく、映画などでしか見られない光景。
少なくとも平和に暮らしてきた、さやかとまどかにとっては。
しかしながら、目の前のそれはどうしようもないほどに現実だった。
引き金を引いているのは、今日知り合ったばかりの転校生。
その容姿に似つかわしくもない、無骨な機関銃を軽々と操っている。
その現象は、確かに二人の眼前で起こっていた。
現実と相容れぬ、特異な景色の中で。
気味の悪い、異形に囲まれて。
日常とかけ離れた、危険にさらされている。
常識の範疇で捉えるべきでないということは、さやかにも、まどかにもわかっていた。
景色も、異形も、そしてほむらが纏う装束も非現実的なもの。
なによりこんな状況に今自分があるということが、彼女達の想像の外だった。
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