過去ログ - さやか「あたしってバカだから、さ」
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61: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/20(火) 22:34:03.48 ID:gkeLmALj0

「うわぉ……」

洋風の建物の造りなのかもしれないが、どう見ても異界でしかなかった。
その世界を舞う、蝶に余計なパーツを付けた使い魔。
以下略



62: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/20(火) 22:34:41.02 ID:gkeLmALj0

マミがその手に持つのは、火打ち式のマスケット銃。
ただし、その弾丸、銃身全てが魔力によって生み出されたもの。

くるくる、と優雅にそれを回し、狙いをつける。
以下略



63: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/20(火) 22:35:10.87 ID:gkeLmALj0

「……まったく、何のための護衛だと思っているの」

空気が爆ぜ、衝撃波が生まれる。
ほむらの長銃―――否、散弾銃が至近距離で使い魔に発射されたのだ。
以下略



64: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/20(火) 22:35:46.81 ID:gkeLmALj0

銃声と、衝撃。
使い捨てられる際、霧散していくマスケット銃。
リロードのたび、地面に転がる薬莢。
そして生み出されるは、使い魔の残骸。
以下略



65: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/20(火) 22:36:27.31 ID:gkeLmALj0

それは、なんと形容すべきか。

「うぷっ……」

以下略



66: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/20(火) 22:37:06.36 ID:gkeLmALj0

たん、と床に降り立ち、魔女と相対するマミ。

侵入者への警戒か、睨み付けるように魔女が反応する。
庭園の主への敬意を示すように、マミはスカートの裾を広げる。
以下略



67: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/20(火) 22:37:33.90 ID:gkeLmALj0

さやかの叫びにマミが周囲を見れば、白い蝶が群を為し、一つの形態を取る。
標的を拘束するための、ロープのような。

別に動きを封じられたところで、どうこうされるような相手でもない。
以下略



68: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/20(火) 22:38:10.51 ID:gkeLmALj0

瞬時に魔女を絡め取り、ぎちぎちと締め付ける。
いくらもがこうと、その拘束が解けることは無い。

「終わりね……」
以下略



69: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/20(火) 22:38:42.73 ID:gkeLmALj0

「……すっご」

ぽかん、とまどかとさやかがそれにただ感嘆する。
圧倒、というのがそれを形容するに相応しい。
以下略



70: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/20(火) 22:39:16.37 ID:gkeLmALj0





以下略



71: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/12/20(火) 22:39:55.39 ID:gkeLmALj0

思わずらしくもない声が出て、頬をぐにぐにと押さえる。

「嫌、だったかい?」

以下略



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