過去ログ - 美琴「触らないで!!」一方通行「・・・・・・」
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23:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/19(月) 14:53:23.98 ID:2v+2XtbN0
シリアスも入りますけどちょっと待ってください。
いまほのぼのパートなんで。



「じゃ、じゃあ帰りましょうか・・・・・・」

美琴の言葉に一方通行は頷き、二人は立ち上がった。
外に出るともう夕暮れだ。いったい何時間寝ていたのやら。
二人は無言で並んで建物から出た。
昨日『上位のレベル5を集めて戦わせて能力を上げるので絶対にくるように』といわれて渋々来た意味はどこに。

(あー、何で私寝ちゃったのかしら・・・・・・。そんなに疲れていたのかな?)

確かに昨日は黒子に変態アタックをされてシメたり妹達とショッピングに出かけてクタクタだったりはした。
でもまさか、宿敵の前で寝てしまう様な失態を犯すほどではないはずだ。
宿敵――どちらかといえば、憎んでいる『怪物』が、憎んでいる『人間』へと、認識が変わったことによる油断が原因だったと彼女は気がついていない。
そんなことを考えつつ、分かれ道まで二人で歩いていると

「あれ?ビリビリじゃねーか」

「あ、アンタ・・・・・・ッ」

上条当麻に出会った。
瞬間、美琴の顔がまた赤く火照る。
彼女は会えたことの嬉しさを隠すために咄嗟に言い放つ。

「わ、私の名前は御坂美琴よ!い、いい加減覚えないさいよ、馬鹿!」

ついでとばかりにビリビリと放電してしまう美琴。
それを見て、ゲッと上条は声をあげた。

「す、すまん!謝るからビリビリは簡便してください美琴!」

「み、みこっ・・・・・・ッ」

急に名前で呼ばれ、美琴はまた顔が赤くなった。
と、先ほどまで黙ってこの会話を見ていた一方通行は「あ」と何かに気づいたように声を漏らす。

「オマエ、あの時の三下じゃねェか・・・・・・ッッ!!」

「そういうお前は一方通行!? ふ、不幸だーッ!」

その二人の様子を見て、美琴は冷静に戻ったのか一方通行を諌めた。

「ちょろっとー、コイツに手ェだしたらぶっ飛ばすわよ?」

目を細めマジ切れする恋する乙女の顔を見て一方通行は悟った。

(成る程、超電磁砲は三下に惚れてるっつゥわけかァ)

でもまあ三下のほうは気づいていなさそうだが、と彼は推測する。



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