過去ログ - 美琴「触らないで!!」一方通行「・・・・・・」
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/20(火) 16:14:22.05 ID:VKd1EYSW0
「ただいまー」
「あら、お帰りなさいですの。お姉様」
先に寮に帰ってきていたらしい後輩、白井黒子に挨拶をしつつ、美琴はぼふんと音を立ててベットに倒れこんだ。眠くはないがなぜか疲れた。
一方通行。
それから、それに懐いている妹、打ち止め。
変なの、と彼女は思う。どうして自分達を殺した張本人と仲良くできるのだろう。
(・・・・・・ま、あの子の勝手だ、といわれたらそれまでなんだけど)
いくら姉とはいえ、個人の思想に手を出すような真似はしてはならないだろう。
深く、大きくため息をつく。隣にいる同居人に気がつかれない様に。
と、
「ふにゃっ!?」
ピリリリリ、と携帯から着信音がなる。
だれだろう、とパカッと開いて少し驚いた。
「打ち止めだ・・・・・・」
そういえば番号を交換したっけ、と思い出してちょっぴり微笑む。
メールを開き、操作をして中を開いた。
『やっほー、お姉様!
折角正規ルートで番号を手に入れられたしメールしてみたのってミサカはミサカはこのメールの意味を説明してみる!
でねでね、お姉様。空いてる日ってあるかなぁってミサカはミサカは尋ねてみたり。
会って、今日の話の続きと、それから一緒に遊びたいなぁってミサカはミサカはここぞとばかりに自分の願望を言ってみる!』
どうやらメールでもあの口調は変わらないらしい。彼女らしいといえば彼女らしいが。
美琴はくすくす笑って返信用のメールを打つ。
それをみて、黒子は不思議そうに
「誰とメールしてるんですの? ハッ・・・・・・まさか類人猿と!?」
「違うわよ。私の妹。末妹とメールしてるの」
「末妹・・・・・・?お姉様、姉妹がいらっしゃったのですね」
「ま、ねー。っと、返信返信」
『こんばんわ、打ち止め。
メールでもその口調変わらないのね。打つのが大変そうだけど。
明日なら日曜日だし全然空いてるわよ。打ち止めはいつあいてるの?』
ピッと返信ボタンを押す。
『送信されました』という表示が出てきたので、美琴はパタンと携帯を閉じた。
あの小さい手でがんばってメールを打っているのだろうか、と考えるとなんだか和んだ。
ベットでごろごろしていると、またピリリリ、と着信音がなる。
すぐさま携帯を手にとって、メールを開いた。
『ミサカは明日何もないし、そーしよう!ってミサカはミサカは同意してみたり!
ついでにこの口調はミサカがミサカたるゆえんだからはずせないのってミサカはミサカはこの口調気に入ってるんだぜーっていうことを何気にアピールしてみる。
どこいくどこいくー?ってミサカはミサカはまたまた尋ねてみたり!』
「んー・・・・・・。ねえ、黒子、10歳くらいの妹とでかけるなら、どこがいいかなぁ」
「10歳ですの? 無難に学び舎の園に招き入れるとか・・・・・・」
「学び舎の園はちょっと周囲の視線が気になるかも・・・・・・」
何せ自分のそっくりさん(幼女ver)が自分と歩いているのだ。さぞかし好奇の目を引くだろう。
黒子はうーん、と唸り
「ではセブンスミストなどはどうでしょう?」
「セブンスミスト? あー、そうね、いいかもしれないわ。ありがと」
『ミサカたるゆえんってww
セブンスミストとかはどうかしら?周りにクレープ屋とかあるしね。一緒に食べない?』
もう一度操作をして返信する。
(お姉様・・・・・・凄くにやにやしていますの・・・・・・。そんなに妹様が大事なんですの?黒子少しばかり妬けてしまいますの!)
バタバタと足を動かしちょっとむくれてみせる黒子。まあ当の同居人はどうせ気がついてくれないのだろうが。
鈍感も困ったものですわね、と黒子はにやにやしながらメールをまっている美琴をみて、くすりと笑った。
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