過去ログ - 美琴「触らないで!!」一方通行「・・・・・・」
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68:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/22(木) 21:30:17.55 ID:QQIuwOTw0



「……でもさ」

自然と、口から言葉が零れ出た。

「私たちが何やったところでさ、10031人分の消えていった命の償いはさ、……できない、よね」

自分でも驚くくらい抑揚のない声だった。
冷たい、凍えた声。
そして自分の言ったことに、馬鹿みたいに傷ついている自分がいる。
当たり前のことを確認して、どうして傷ついているのだ、と自分を叱咤した。
言葉は、止まらない。

「……あの子逹、早くもっと感情を出せるようになればいいのに。そして……私を罵倒して、お前なんか姉じゃないって……死んじゃえって……」

言っちゃいけない。
今から言う言葉は、言ってはいけないんだと分かっていたけれど。
言葉は、やっぱり。
止まらない。
止められ、ない。
そして。
泣きそうな顔で、泣きそうな声で、

「それで。……私を、殺してくれれば……いい」

少女の、誰にも吐かなかった本音を、少年は聞いた。
つまるところ、少女は――美琴は、もう疲れていた。

常盤台のエース。
レベル5の第三位。
能力者の模範生。
どんな言葉を並べたって。
どんなに彼女が優れていたって。

御坂美琴が、たったの14歳であることは変わらない。




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