過去ログ - 美琴「触らないで!!」一方通行「・・・・・・」
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2011/12/23(金) 20:13:48.12 ID:4csoBtoQ0

「……私、帰るわ」

「そォか」

美琴はくるりと背を向けた。
一方通行は引き留めない。引き留めるだけの理由も、権利も彼にはない。
ただ、

「携帯」

「……は?」

帰るために踏み出された一歩がとまり、一方通行のほうへ振りかえる。その顔はいぶかしげに眉がひそめられていた。

「あのクソガキとも交換したンだろ。……あいつらに何かあったとき用だ」

こう言われてしまえば美琴は拒否できない。いかにも仕方なく交換してやるみたいな顔で一方通行に携帯を差し出した。
赤外線通信なので数秒でやりとりは終わる。
美琴はため息をついて、

「今度こそ帰るね」

と言ってもう一度背を向け歩き出した。
一方通行は何か言うべきだと考える。
さよなら、か。またね、か。
……どっちも自分逹の関係には不釣り合いな気がする。
だから、彼は言った。

「オマエ、三下好きなンだろォ?俺から見てもアイツは手強いぜェ?鈍感、ここに際まれし、ってなァ!」

「ブッ、ふぉ、ふぇぇ!?な、ななななななにをっなにを言ってるのよアンタは!!」

分かりやすい狼狽えかたをするな、と一方通行はニヤニヤしながら思う。
美琴は扉にかけかけていた手を振り上げ、バチバチと漏電しつつ一方通行へ弁解になっていない弁解をする。

「そっそりゃあ?好きか嫌いかの二択だったら、そ、その嫌いじゃないから好きになるけど……っで、ででででも!」

「あーハイハイ分かりましたァ。ベタ惚れなのは分かったからその漏電ヤメロ。ここ病院。俺障害者」

ベタ惚れなんかじゃ……と顔を真っ赤にし、もごもご反論しつつ美琴は電気をだすのをやめる。
その時、ガラッと扉が開いた。そして、美琴のお腹に衝撃が走った。

「もうお話は終わったの? ってミサカはミサカはお姉様に抱きつきながら尋ねてみたり!」

「抱きつくならもっと優しく抱きつきなさいよ!」

「うわわっごめんなさいってミサカはミサカは涙目のお姉様に謝ってみる!」

そんな姉妹のやりとりをみながら一方通行は思う。
……やはりここは。
自分が居てはいけない場所なんだと。





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