過去ログ - 結衣「ちなつちゃんに笑ってほしい」
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28: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/21(水) 23:07:49.59 ID:EN9JwbNT0
京子「ちなつちゃんがいい!」

あかり「そんなっ!?」

あんまりあかりをいじめんなと京子をどつこうとしたけれど、なんだか今日は
そんなことすらできる気がしなかった。
ちなつちゃんのことがずっと、頭から離れない。

あかり「あっ、そういえば……」

なんだかんだ言いながらも京子のためにお茶を準備するあかりが、ふと気付いたように
私を見た。

あかり「ちなつちゃん、今日先に部室に来てたはずなんだけど……」

結衣「えっ、あ、うん……」

帰っちゃったのかなぁと首を傾げるあかりに、私は曖昧に頷いた。
「一緒に遊びたかったのになぁ」とあかりが頬を膨らませるのを見て、
あかりが私たち以外で誰かに執着するのは珍しいなとぼんやり思った。

結衣「……」

あかりにとっても、もちろん京子にとっても、ちなつちゃんは大切なごらく部の
仲間で友達で後輩で。
私だけが大切に思っているわけじゃないのだ、そんなのわかっていて。

きっと、ちなつちゃんだって。
――『結衣先輩のことが、好きなんです』
ただ、私たちとは違う種類の好意を私に寄せてくれているだけで。


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