過去ログ - 結衣「ちなつちゃんに笑ってほしい」
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81: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/29(木) 11:51:40.54 ID:UsJNqY+20
暗闇に慣れた目が、ちなつちゃんの濡れた瞳を映した。
思わず手を伸ばしかけて。
「すみませんでした」
ちなつちゃんの声に、中途半端なまま。
82: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/29(木) 12:00:50.86 ID:UsJNqY+20
―――――
―――――
結衣「……」
深夜の1時を過ぎている。
83: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/29(木) 12:01:25.14 ID:UsJNqY+20
「大丈夫です、私ごらく部辞めるつもりありませんから」
別れ際、ちなつちゃんはそう言っていたけれど。
私は、ちなつちゃんのいないごらく部は考えられなかった。
京子やあかりのためにも、私がごらく部を守らなきゃなんてへんなこと。
84: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/29(木) 12:42:56.79 ID:UsJNqY+20
結衣「……」
だけど。
開けなきゃ。
85: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/29(木) 12:59:33.50 ID:UsJNqY+20
◆
翌朝、目を覚ました私は真っ先に顔を洗って制服に着替え、
朝ごはんもそこそこに家を飛び出した。
待ち合わせ場所。
86: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/29(木) 13:00:11.93 ID:UsJNqY+20
ちなつ「結衣先輩、早いですね」
結衣「……うん」
昔から、誰かの涙に弱かった。
87: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/29(木) 13:00:34.97 ID:UsJNqY+20
結衣「私、まだちなつちゃんのことが好きかどうかはよくわからないんだ」
昨日からずっと、考えていた言葉。
ちなつちゃんが「そう、ですよね」と。
きっと泣くのを必死に堪えながら。
88: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/29(木) 13:07:37.19 ID:UsJNqY+20
ちなつ「結衣先輩……」
結衣「……って、やっぱり私がいたら泣いちゃうかな」
じっと私を見上げたまま泣いているちなつちゃんに、私はおろおろと。
89: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/29(木) 13:09:28.49 ID:UsJNqY+20
早足ですが今年中に終わらせることができてよかった
結ちなはもっと流行っていい
最後まで見てくださった方ありがとうございました
それではまた
90:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]
2011/12/29(木) 13:54:30.21 ID:pR+2yWISo
乙
また待ってるから
91:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/29(木) 15:15:10.03 ID:eR4HoLvko
乙
また書いてくれ楽しみにしてる
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